地域×災害チーム

海野芽美、木川裕太郎、畑大地、藤田華奈、吉田拓夢

概要

地域×災害チームは、函館市の防災意識の向上を目指して活動している。これまでの活動では、函館の災害についての情報収集や、災害の問題の中でもどのような問題をテーマにするか、どのような方向性のプロダクトを作るかの話し合いをしてきた。それらの活動の中で、函館で行われている防災活動について知るためにヒアリングを行った。活動全体を通して考えの発散と収束を繰り返して、テーマとプロダクトの方向性が決まり、現在はプロダクトの詳細を決めようとしている段階である。

目的

ITを利活用し、函館市民の防災意識の向上を図る

テーマ

函館市民の防災意識の向上を目指し、子供達が関心を持つ防災学習を立案する

活動内容

問題の調査

地域×災害チームでは問題を発見するために各自情報収集をした。 また、情報収集の一環でヒアリングも行った。

テーマ選定

これまでの情報収集をもとにmiroでやる意義があるか、やりたいかを話し合いテーマ選定を行い若者向けインタラクティブな防災学習について取り組むことになった。

プロダクト考案

Miro上でブレインストーミングを行った後にやりたい(おもしろい)、やるべき(需要)、やれる(データ入手・実装技術)の観点からプロダクトを絞り込み、子どもが避難訓練を楽しく行えるようにするプロダクトを作成することになった。

函館女性会議 佐々木香氏へヒアリング

函館女性会議が行っている防災活動と、未来大と一緒に活動していきたいことについて教えてもらった。 このヒアリングで函館が「未災地」であることによって防災意識があまりないことを知った。

Code for Hakodate 中村拓也氏へヒアリング

中村拓也氏に自分たちが出していたテーマの案についての見解と、現在の函館で注目していることについて教えてもらった。このヒアリングでデータを取得することの価値と、アンケート調査の注意点を学んだ。

活動での学び

共通認識をはかることの重要性を学んだ

活動全体で、都度認識のすり合わせを行うようにしている。マイルストーンや、テーマ、プロダクトについて小さい事でも何か決定事項があるたびに共通認識を図るようにした。具体的に、Miroや議事録にその時点での決定事項を書いたり、各自のメモを公開して考えを共有した。このように共通認識を図ることで取り組むことの優先順位を決めるときや、話し合いを円滑に行うことができた。

活動で苦労したこと

技術先行にならないように問題の発掘、選定を進めることに苦労した

テーマ選定やプロダクト考案時に技術先行にならないように意識していた。とくにMiro上でプロダクト案のブレインストーミングを行ったときに、どういうプロダクトが課題を解決できるのか、良いプロダクトなのかを考え、実現可能性について考えないようにしていた。その結果、アイデアの発散を円滑に進めることができ、やる意義がありそうなプロダクト案を考えることができた。

特色

アイスブレイクしたことによってコミュニケーションが活発に行われている

制作予定のもの

ゲーミフィケーションを取り入れた避難訓練用デバイス

防災訓練にゲーム要素を足したアトラクション型避難訓練ゲームシステムを考案した。防災訓練にゲーム要素を足すことで、子供たちに防災訓練を能動的に行ってもらうことが狙いである。防災訓練で子供たちにデバイスを装着してもらい、そのデバイスで避難までの時間や状況に応じた行動を評価する。また、災害を設定できるようにして、地震、津波、火災、建物の損壊などの状況に子供たちが対応する力をつけることを支援する。防災訓練の評価結果は、子どもたちにフィードバックする。

今後の予定

プロダクトに入れる内容について議論
ユーザーストーリーマップを作成
技術選定