本プロジェクトは、函館のフィールド調査を通して抽出したニーズにもとづき、ITを用いて市民の仕事や生活を改善することを目的としている。取り組んでいるテーマは、災害対策、高齢者支援、シビックテックである。実際に役立つサービスの開発を目標として、フィールドの要望に応じた開発とフィードバックのサイクルを短期間で繰り返す。
「地域×災害」チームは、函館市民の防災意識の向上を目指し、子どもが関心を抱きやすいゲーム要素を加えた防災訓練ゲームシステムを開発する。
「高齢者支援」チームは、高齢者の認知症問題、社会的交流不足による孤立問題の改善を目指し、高齢者が自分らしくいられる居場所を見つける手助けをするサービスを開発する。
「シビックテック」チームは、入手可能な情報とITを用いて、混雑状況可視化、やさしい日本語、食材紹介の3つのテーマから1つを選定し、市民生活を改善することを目指す。
本プロジェクトはフィードバックのサイクルを短期間で繰り返すために、アジャイル開発の一種であるスクラム手法をベースに活動している。